ヒザ下部分の障害

膝下の障害はジャンプや方向転換などを繰り返すことで起こります。その大半は炎症化による痛みなどの軽症で済みますが、中には神経組織を壊死させる危険な障害もあります。壊死した組織は回復することがないので注意しましょう。治療は運動を中止したうえで患部を固定する保存療法で対処します。回復にもそう時間はかかりませんが、慢性化を避けるためにはなるべく早期に病院を訪ね、治療を受けるようにしましょう。

頸骨疾走型疲労骨折
脛骨の後方に疲労骨折を起す障害です。疲労骨折の中で最も症例が多い部分で、かつ16歳前後の方に多く見られる特徴があります。
頸骨跳躍型疲労骨折
脛骨の前方にある骨皮質が疲労により骨折する障害です。名称の通り跳躍を伴う競技で起こりるのが特徴です。
シンスプリント
慢性的な負荷により下腿三角筋と滑膜との連結部が炎症化する障害です。脛骨疲労性骨膜炎と呼ばれることもあります。
コンパートメント症候群
打撲などによる内圧上昇で血行障害を起す障害です。最悪、神経組織が壊死することもあるため注意しましょう。
テニスレッグ
ふくらはぎの腓腹筋が肉離れを起すことを意味します。名称の通りテニスプレイヤーに多く見られる障害です。

足首の障害

足首は体重の大半を支える部分であることから障害を起こしやすい傾向にあります。起こり得る障害も多岐に渡り、炎症、脱臼、骨折、靭帯・腱の損傷など様々です。命に関わる重篤な症状は伴いませんが、複数の障害を併発したり、怪我を繰り返すことが多いなど、対策が必須の箇所なのです。運動前の入念なストレッチで筋肉や腱をしっかり暖め、怪我の予防につとめるようにしましょう。

アキレス腱炎
断続的な負荷によりアキレスが炎症を起す障害です。過度な運動だけでなく、先天的な骨の形状が原因になることもあります。
アキレス腱断裂
名称が表すとおりアキレス腱が切れてしまう障害です。足関節の底屈が出来なくなるため歩行困難が伴います。
靭帯損傷
運動による負荷で靭帯が伸びてしまう、もしくは断裂を起す障害です。
後突起障害
かかと上部の後突起が痛み始めます。骨同士がぶつかり合うことが主な原因です。
脱臼骨折
関節の脱臼にとどまらず骨折まで起してしまう障害です。他人の体重が加わった際に起こりやすい傾向があります。
フットボーラーズアングル
フットボール選手だけが起こす特有の障害です。骨棘によって骨折を起すこともあるため注意が必要です。
腓骨筋脱臼
くるぶしの腓骨筋腱が関節から外れてしまう障害です。 発生後は強い脱臼感が伴います。

足の障害

元々足には体重の数倍もの負荷が掛かっています。これに運動の負荷が加わると骨や靭帯が限界を迎え、骨折などの怪我を起してしまうのです。滑液包・腱の炎症、骨の変形については保存療法で対処できますが、骨折を起すと治療が難しくなります。これは様々な動作が行えるよう足の関節が複雑な構造をしていることが要因です。予防には足にかかる負荷を軽減することが効果的です。筋力強化や柔軟性を上げる運動を積極的に行うといいでしょう。

中足骨疲労骨折
趾の付けにある中足骨が疲労骨折を起す障害です。関節付近を骨折すると治療が難しくなります。
舟状骨骨折
舟状骨が折れてしまったりひびが入る障害です。衝突や転倒などの衝撃が主な原因となります。
ジョーンズ骨折
足の側面にある第5中足骨基部に起こる疲労骨折です。治療が難しいだけでなく、完全骨折を起す危険があります。
外脛骨障害
舟状骨の突出により炎症が起こり痛みの症状が現れます。 激しい動きを要求される競技で起こりやすいのが特徴です。
リスフラン関節損傷
足の甲の中心部分に存在する関節が損傷を起こす障害です。原則、リハビリをしないと痛みは治まりません。
足底腱膜炎
足底腱膜が炎症化することで痛みを起します。骨棘が現れる危険もあるため経過観察には注意が必要です。
外反母趾
足の親指の付け根部分が変形を起す障害です。女性に発症例が多く、また足の裏が平らな偏平足の人も発症しやすい特徴があります。
アキレス腱付着部炎
アキレス腱の滑液包が炎症を起こすことで痛みなどの症状が現れます。骨の形状などの先天的なことが原因となることもあります。

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